美容室で一番気持ちいい事は?
おはようございます。
美容室で一番気持ちいい事ってなんですか?
カット?
カラーリング?
パーマ?
もしくは、トリートメント?
まあ、スパって言うのは、無しね。
だって、気持ちよくする専門メニューですから。
僕が思うに『シャンプー』じゃないかと思うんですよ。
美容師になって、一番始めに教えてもらう技術なんです。
なぜ、一番始めに教えるのか?
一番、手間がかかるから?
ちゃいます。
一番、手が荒れるから?
これまたちゃいます。
一番、難しい技術だから?
正解です!
難しいからこそ、一番早く教えてもらうんです。
でも、入社してワケわからん時に、ガムシャラで学びます。
なので、合格するために必死です。
でもね、よ~く考えると僕の美容師人生21年で一番よくやった技術でもあります。
ここからちょっと真面目な話。
1年目は、手順を覚えたりするので必死です。
3年目辺りからシャンプーの意味が少し変わります。
どう変わるかと言うと、カットが出来るようになってくるので、頭の骨格、髪質をシャンプーをしながら確認をします!
そうすると少しカットするのが楽になり、
そして、お客様がよりお手入れの楽なスタイルを作れます。
因みに僕は今でも、始めてのお客様は、出来るだけシャンプーします。
5年目を越えてくると分かれます。
どう分かれるかと言うと、
『作業としてのシャンプー』、
『リラクゼーションとしてのシャンプー』
にです。
あくまでも僕の考えね。
このシャンプーに対する想いの重さで、美容師としての成長が大きく変わると思います。
そう考えると一番、奥が深いと思うんですよね。
私が1年目の時に先輩に言われたことばが有ります。
『マニュアルでお客様は、満足しない!
目の前のお客様の事を思ってしたシャンプーは、感動してもらえる!
感動してもらえるシャンプーをしなさい』
ってね。
手順は、あくまでも手順なんです。
覚えても気持ちよくないんよね。
最近、たまにお客様にシャンプーをほめてもらいます。
先日も
『あなた、シャンプー出来るの?上手いやないの』
『今までしてもらった中で1、2位を決めれないくらい上手いわぁ』
『本気で寝れる気持ち良さ!』
『あなた本当に上手いわぁ』
『ちゃんと、その技術を後輩たちに教えておいてよ』
など、言われます。
21年経っても技術が向上しているのかな?
やっぱりいい反応をして頂くと本当に嬉しいんです。
僕がシャンプーの時に大事にしている4つの事です。
リズム感、
力加減、
湯加減、
気持ち
なんです。
この中でも一番、大事なのは、『気持ち』です!
シャンプーしてる時に気持ち良すぎて鳥肌が立つのを目指してます(笑)
最後に先輩から言われた言葉ですが
『シャンプーが上手い人は、絶対に良い技術者になる』
これは、今でも覚えている名言だと思っています。
美容師としての真理だと思います。
お客様の『気持ちを感じる』事がほんまに大事なんです。
もっともっと気持ちいいシャンプーをしていきます!
シャンプーを楽しみに来てくださいね。
